2月16日 市町村合併と地方分権について
合併特例法の期限が迫り、市町村合併に向けての協議が全国の地方自治体で進んでいます。
国は地方自治体に交付する地方交付税削減のため、財政面で合併自治体を優遇する
合併特例法を2005年3月まで各地方自治体に適用することとしたのです。
国はさらに市町村合併を進める政策を協議していますが、住民に最も身近な地方自治体である
市町村の合併は国が押しつけるものではなく、自治体や住民が慎重に検討すべきもののはずです。
したがって、最近は多く行われている住民投票は市町村合併検討の上で有効な手段と言えます。
ただ、その投票結果が自治体側の判断と食い違った場合は問題が生じるかもしれません。
現在の日本の地方自治は、自主財源が3割程度の自治体が多いことから「3割自治」と呼ばれています。
合併によって地方自治体が大きくなれば、一般に行政サービスも向上すると言われていますが、
国からの財源委譲も進まなくては「3割自治」からの脱出、すなわち地方分権は達成できないと思います。
この市町村合併は、私が大学で履修していた「政治の世界ゼミナール」での研究テーマでもあります。
普段の生活にも結びついていることですから、これからも研究を続けていこうと思っています。



2月1日 朝鮮中央放送と北朝鮮について
冬季アジア大会が青森で開催され、北朝鮮選手団の様子が連日、ニュースで取り上げられています。
拉致被害者帰国以降、ニュースでは北朝鮮を取り上げない日はないほどです。
各局とも特集を組み、朝鮮中央放送の内容を紹介したりしています。
北朝鮮は日本よりも人口が少なく、テレビの普及率も当然低いでしょうから、
日本国民の方が北朝鮮国民よりも放送を見ているのではないかと思うぐらいの紹介のしようです。
したがって、その放送内容はここに書く必要もないでしょう。不謹慎な表現だとは思いますが、
民放の下らないバラエティ番組よりも笑えると私は思っています。
それと同時に、このような放送をしている国の先は長くはない、いや長くてはいけないとも感じます。
この放送内容を信じきっている北朝鮮国民は存在しないでしょう。
ただ、北朝鮮は朝鮮民主主義人民共和国とは名ばかりの完全な独裁国家ですから、
国が内部から変わるとすれば、大規模な軍事クーデター以外考えられないとも言えます。
北朝鮮がお題の川柳をテレビで紹介していました。「ボブ・サップ 北の征伐 切り札に」よく考えたものです。



1月15日 小泉総理の靖国参拝について
昨日、小泉総理が靖国神社に参拝しました。中国・韓国は早速、抗議をしています。
私は総理大臣が靖国神社に参拝しても何の問題もないと思っています。
小泉総理はアジア・太平洋戦争における戦犯を特別に拝みに行ったわけではないのです。
今まで私は中国・韓国が、なぜこれほどまでに靖国にこだわるのか完全に理解できないところがありました。
ところが最近、「なぜ中国人、韓国人に媚びるのか」(井沢元彦著・小学館)を読んで、大いに納得しました。
中国の歴史小説を読むと、罪人とみなされた人の墓は荒らされる場面が出てきます。
つまり中国では罪人は死んでも罪人なのです。韓国にも同じような風習があったそうです。
日本では、たとえどんな大罪人でも、亡くなってしまえば仏様なのです。
文化や考え方が根本的に違うのですから、相容れられるわけがありません。
日本政府は、これが自国の文化だと毅然とした態度で臨めばよいのです。
中国・韓国の行為は抗議ではなく、完全な内政干渉です。教科書問題もそうです。
抗議の理由は文化の違いだけでなく、政治的なものもありますから、相手も簡単には引き下がりませんね。



1月1日 保守新党結成について
昨年末、熊谷弘氏が民主党を離党し、保守党の議員と共に保守新党を結成して代表に就任しました。
熊谷氏は菅直人氏の民主党代表就任を不満に思っていたようですから、離党はやむを得ない気がします。
民主党は衆議院議員選挙における比例代表単独候補を原則廃止とすることを検討していました。
熊谷氏と共に民主党を離党した議員は、この比例代表で選出された議員が多いのです。
保守党を解党して新党を結成したのも比例代表で選出された議員は、既存の政党に入れないからです。
これらの議員は与党入りして自民党から選挙協力が得られることを期待しているのでしょう。
新聞にも書かれていましたけど、保守新党の実態は「保身党」のようです。
思えば保守党の党首だった野田氏も保身目的で自民党に復党しましたね。
ただ、保守新党は自民党から多くの選挙協力は得られないと思います。
自民党は自党の候補の選挙区調整で間違いなく難航するからです。
政治のために選挙があるのに、選挙のために政治をしている代議士が多いようで困りますよ。
いっそのこと衆議院の解散は廃止して、任期を短くしてしまった方がよいのでしょうかね。



12月15日 道路公団民営化について
今月、道路公団民営化について、「七人の侍」と呼ばれる委員達が議論を行いました。
実は委員の1人である中村英夫氏は、私が通っている大学の教授でもあります。
ただ、学部もキャンパスも違うので、講義を聴いたことも、実際にお目にかかったこともないですが。
中村委員は交通の研究においては日本の最高権威で、土木学会の会長も歴任されたそうです。
土木学会は多くのゼネコンが所属しているそうですから、その意見はどうしても保守的になってしまいます。
中村委員も必要な高速道路は作るべきという意見を主張していました。
私も高速道路はある程度は作り続けるべきだと思っています。なぜなら長期間にわたって
高速道路を作らないことになると、その建設技術を維持することができなきなってしまう恐れがあるからです。
もっとも鉄道研究部に所属している私の本心は、「高速道路よりも新幹線の建設を推進しよう」なのですけど。
民主党の鳩山氏は結局は代表を辞任してしまいましたね。後任の代表には菅氏が選出されました。
私は岡田氏を応援していたのですけど、及ばなくて残念です。幹事長の立場で腕を振るって欲しいです。
党内のゴタゴタはまだ続いています。与党が喜ぶだけですから、分裂だけはしないで下さいよ。本当に・・・。



12月1日 民主党と自由党の合流について
民主党の鳩山代表が自由党との合流も含めた野党結集を呼びかけて、民主党内が大きく揺れています。
鳩山代表に批判的な民主党議員は、自らの政治生命の延命のためと言っています。
確かにその通りだと思います。鳩山代表は党人事でもめたことと、
統一補選で敗れたことに対する責任を問われ、党内で追い詰められていました。
このまま代表を辞めてしまえば、それで政治生命は終わりです。
実は私は民主党と自由党がいずれは合流するのではないかと前から思っていました。
自由党の政策は民主党の一部議員の政策と近いからです。合流が円滑に進めば強力な政党になります。
ただ、民主党内には反小沢派の議員が存在するため、早期の合流は不可能でしょう。
たとえ合流できたとしても反小沢派の分裂は避けられないと思います。
鳩山代表は社民党にも参加を呼びかけていますが、私は社民党は嫌いですから、あまり感心できません。
どのような結果になるにせよ、最終的には自民党を脅かすほどの政党が登場して欲しいのですけどね。
高円宮憲仁親王殿下の急逝にはショックを受けました。活動的な方だっただけに、信じられません・・・。



11月16日 中華人民共和国について
今まで日本の政界の話が多かったので、今回は外国の話を扱おうと思います。
先日、中華人民共和国で共産党大会が開かれ、胡錦濤氏が党総書記に選出されました。
胡錦濤氏は前から江沢民国家主席の後継者と目されていましたから、予想通りの人事と言えます。
いずれは国家主席にも選出され、軍のリーダーにも就くことになるでしょう。
胡錦濤氏は工学部の出身で、技術官僚を経て政治家になりました。
私は政治好きな工学部生ですので、理系出身の政治家には期待してしまう傾向があるようです。
江沢民国家主席は政界引退後も、故ケ小平氏のように政界への影響力は保つでしょうから、
そのような状況でどのような政策を打ち出し、外交を展開するかが注目するところです。
中華人民共和国は13億人の国民を擁する巨大国家です。その動向は日本にも影響を及ぼします。
中国はこれから大きく発展していくでしょう。日本もうまく中国とおつきあいをしていかなければなりません。
思えば私の所属研究室の教授が、中国は2008年の北京五輪後に崩壊すると言っていましたが、
私は中国という国がそんなにもろいとは思えません。ただ、経済において大きな変革があると思います。



11月4日 国会議員統一補欠選挙について
先週、初の国会議員統一補欠選挙が行われました。結果は与党公認・推薦の候補が
7選挙区中5選挙区で勝利を収め、野党公認・推薦の候補は1選挙区でしか勝てませんでした。
今回の補欠選挙は政治とカネの問題で議員辞職が出たため行われた選挙区が多く、
それらの議員の政界復帰を前提にして候補者が選ばれている感もあります。
また、この補欠選挙の投票率が25%前後と驚くほど低いことにも驚かされました。
参議院千葉選挙区では投票率が20%だった市もあったそうです。
これでは与党が国民の信任を得て勝ったとは言えません。有権者が選挙に行かなければ、
国がよくなるはずがないのです。私は選挙に行かない者に政治を論ずる資格はないと思っています。
先日、民主党の石井紘基衆議院議員が自宅前で男に刺されて亡くなりました。
私はこのニュースを知って、大きなショックを受けました。国民の代表が殺されてしまったのです・・・。
この男のように国会議員につきまとって金を取ろうとしている者は、かなりいると聞いたことがあります。
このような行為を断じて許してはいけません。石井紘基議員の冥福をお祈りします。



10月15日 田嶋陽子の社民党離党について
先日、参議院非拘束式比例代表選挙で、社民党内でトップ当選した田嶋陽子議員が離党しました。
候補者名で投票できる非拘束式とはいえ比例代表選挙で当選したのですから、
離党した以上は議員も辞職するべきだという声が上がっています。私もその通りだと思います。
しかし、社民党は今まで北朝鮮の朝鮮労働党と友党関係にありながら、
日本人拉致問題はないと言い、問題解決の努力を全く行ってきませんでした。
防衛政策も非現実的であり、本当にこの政党は国益を考えているのか怪しいものがあります。
田嶋陽子が議員辞職しても結局は社民党の議席が1つ増えるだけですから、
議員辞職せずに社民党の議席増を防いだ方が、国のためになるのかもしれません。
社民党は辻元清美が政界復帰せず、土井たか子が政界引退したら、間違いなく消滅するでしょう。
護憲政党は共産党1党あれば十分です。社民党は次の選挙での議席減は避けられないと思います。
今月末、初の国会議員統一補欠選挙があります。野党も統一候補を立てて自民党に対抗しています。
この選挙で民主党を中心とした野党統一候補が勝利して、民主党内の結束力が高まることを期待します。



10月1日 民主党執行部人事について
先月に行われた民主党代表選挙の結果は、決戦投票で鳩山氏が菅氏を僅差で破るというものでした。
結果はともかく、その票の内訳は意外でした。国会議員・公認候補票では菅氏が鳩山氏を上回りました。
しかし、党員・サポーター票で有利と思われていた菅氏が鳩山氏を大きく下回り、これが結果を決めました。
これは党員・サポーター票の投票率が51%と予想以上に低かったのが原因と思われます。
党員・サポーター票のほとんどが組織票だったのでしょう。
執行部人事では幹事長に旧民社党系の中野寛成氏が指名されました。
鳩山氏は旧民社党系グループの支援を受け、代表選挙に当選しました。
党員・サポーター票集めに成功したのも旧民社党系グループのおかげと言えます。
したがって、この人事が党内から露骨な論功行賞と言われるのも無理はありません。
今はこの騒ぎも収束に向かっていますが、今月行われる国会議員補欠選挙の結果が悪ければ、
鳩山代表と中野幹事長は責任を取ることになるかもしれません。
北朝鮮に拉致された日本人8人死亡の発表には本当に驚きました。更なる追及を望みます。



9月15日 小泉総理の訪朝について
明後日、小泉総理が訪朝して、金正日総書記と首脳会談をします。
日帰りの会談では多くの成果は望めません。ただ、トップが北朝鮮に行くという意味は大きいと思います。
北朝鮮側は相当したたかです。巧みな外交を展開することが予想されます。
日本も主張すべきことは主張し、相手のペースに飲まれないようにしなければなりません。
今回の首脳会談に多くを期待しない方がいいと思います。それでも拉致問題の議論は発展して欲しいです。
不審船問題も拉致問題と合わせて、議論が進むことを望みます。
明後日の首脳会談で、何らかの発展があることを祈っています。
ここで話は変わりますが、民主党代表選挙の投票用紙が届きました。
若手も野田佳彦氏に一本化して、立候補者も4人に確定しました。
私はまだ誰に投票するかは決めていません。現在、考え中です。
寄り合い所帯である民主党をまとめきれる人に投票をするつもりです。
小泉総理の訪朝に民主党代表選挙、一体どのような結果になるのでしょうか。



9月1日 民主党サポーターについて
来月の民主党代表選挙は1000円を払って民主党サポーターに登録すると、
民主党代表選挙の選挙権を獲得することができます。私も登録して、代表選挙の選挙権を獲得しました。
応援していた河村たかし氏が代表選挙出馬を断念してしまったのは残念ですが、
今後の選挙活動経過をもとに誰に投票するかを慎重に決めたいと思います。
難しいと思われた若手候補の一本化に向けての協議も急速に進んでいますから、
一本化に成功すれば鳩山氏や菅氏を凌ぐ可能性もあります。
民主党にとって一番よくないのは党が分裂してしまうことです。
政権を狙える野党が分裂してしまっては、自民党が喜ぶだけです。
あと数日で私は21歳になります。私が20歳の間に選挙はなさそうです。
この民主党代表選挙が私にとって最初に投票する選挙となります。実際の選挙よりも先になるとは・・・。
ちなみに民主党は選挙権獲得年齢を18歳に引き下げることを提唱しているため、
サポーター登録は18歳から可能となっています。今月上旬に投票用紙が郵送で届きます。



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