8月15日 アメリカとカナダの大停電について
今回は日本の政界から離れた話題です。電気は紛れもなく文明の水です。
私は工学部電気科の学生ですので、講義等でいろいろと話を聞いたのですが、
日本ほど停電が起こらなくて、電力設備の事故が起こらない国はないそうです。
停電の少なさは他の国とは桁違いです。やはり日本の電気技術は素晴らしいですね。
ただ、これを維持するのにはコストがかかります。したがって、電力自由化を考えると
競争で電気料金が下がるため、少ない停電が維持できなくなる可能性があります。
電力自由化は難しいですね。話がそれてしまったので元に戻しますと、
この大停電は世界に起こっている異常気象が原因なのだそうです。
日本は夏なのに涼しすぎるし、ヨーロッパは熱波で大変なことになっているし。
何だか地球がおかしくなっているよなあ。私も電気技術者を目指す者として、環境のことを考えた
技術を考えなくてはなりません。電気は面白いです。今回はいつもと違う、電気の話をお送りしました。
研究室の先生から電力量計のメータの進みを遅らせる手法を聞きまして・・・。



8月1日 民主党と自由党の合流について
ついに民主党と自由党の合流が決まりました。実は私は民主党のサポーターとして、
自由党との合流を進めるべきと、書いて出したことがあるのです。
与党側は当然のごとく、選挙目当ての野合だと批判しています。確かにその通りでしょう。
しかし、政権獲得を考えれば、この合流は両党にとって大きくプラスになると思います。
選挙協力は大いに難航するでしょうが、世論調査の結果から、勝てる候補を公認するやり方で、
自民党をはるかに超えた、進歩的な政党になって欲しいです。
小沢党首は自由党の行く末に危機感を持っていたため、解党しての合流に踏み切るのだと思います。
ワンマン政党はリーダーがいなくなれば終わりですからね。
そういった意味では社民党も、いずれはなくなる政党でしょう。次の選挙で保守新党と共に消滅かな。
辻元清美も逮捕されたし。個人的には、社民党には民主党に合流して欲しくないです。
今までやってきたことと、非現実的な政策には呆れるばかりです。
新・民主党には与党を大いに脅かす存在となり、次の選挙での政権交代実現を期待しています。



7月15日 総理大臣と自民党内の派閥について
最近の日本の政界では、自民党内において次の総裁選に向けての動きが始まっています。
いわゆる抵抗勢力は対立候補を立てるでしょうが、小泉総理の再選はほぼ確実のように思われます。
自民党内で次期総理と呼ばれる政治家は、安倍晋三官房副長官くらいですので、
小泉総理の長期政権になる可能性は高いでしょう。それだけ魅力のある政治家が少ないとも言えますが。
本当に自民党は不思議な政党です。与党であるにも関わらず、党内の派閥は野党のように振舞う。
完全に野党の役割を奪って、民主党の影がさらに薄くなってしまった気すらします。
これで政党の中心の議院内閣制なのですから、本当に不思議と言わざるを得ません。
まあ、日本は事実上、自民党の一党制ですからね。これを破らなければ何も変わらないでしょう。
先日、歴史群像シリーズ「実録・首相列伝」という本を衝動買いしてしまいました。
なかなか面白いです。あの森語録もありますし。戦時中に首相が2人いたという事実には驚きました。
やはり明治・大正期の首相の言葉は重みがある気がします。
最近の首相は「迷言」はあっても「名言」はなかなかないですね。



7月2日 イラク特措法と国連の役割について
日本の国会ではイラク特措法について議論されています。可決は間違いないでしょう。
現在、イラクではアメリカ軍が中心となって、治安維持が行われています。
国際協力の必要性を考えれば、日本も自衛隊を派遣せざるを得ないでしょう。
アメリカが「世界の警察」となっているは、紛れもない事実です。
しかし、このような活動は本来ならば国連が中心となって行われるべきものです。
最近は国連が形骸化して、アメリカが世界を動かしている気がしてなりません。
アメリカは国連以上に力を持っていますから、当然と言えば当然です。
でも、アメリカがこの力を背景に他国への介入を繰り返すと、心理的反米感情が広がることになります。
やはり、このような活動は国連が中心になって行われるべきものです。
それならば日本も自衛隊を派遣すべきだと思います。国際協力は先進国の義務ですから。
日本は北朝鮮問題がありますから、アメリカに追従したくなる気持ちも分からないではないですが・・・。
あと、国連安全保障理事会の常任理事国が持つ拒否権は絶対におかしいです。



6月15日 北朝鮮籍貨物船の日本入港について
最近、北朝鮮籍貨物船の日本入港の際の取り締まりが厳しくなりました。
私は国交もない、得体の知れない、国とも呼べない所の船に対して、
厳しくなかった今までがおかしいと思っています。厳しくて当然なのです。
アジア・太平洋戦争の負い目がそうさせた、いやそうなるように仕向けられたのでしょう。
北朝鮮は貨物船を利用して、ミサイル等の兵器の部品を自国に集めたり、
麻薬の輸送までやっているとんでもない国です。貨物船は完全に工作船ですよ。
安倍官房副長官は北朝鮮のことを「暴力団」と表現しました。その通りだと思います。
人をさらって、援助しろと言い出すとんでもない集団ですから、到底まともではありません。
日本政府は断固とした態度で臨まないと、相手のペースに飲まれてしまいます。
話が通じる相手ではありません。外交だけでなく、有事法制を整える等の手段で対抗すべきです。
その中で安倍氏はよくやっていると思います。本来なら外務省が頑張らなければならないのですけど。
あと、アメリカとの連携をより強固にするのが有効です。北朝鮮は本気でアメリカを恐れていますから。



6月1日 民主党と自由党の合流について
鳩山由紀夫氏が民主党代表を辞任するきっかけとなった、自由党との合流に向けた話し合いが、
見送りという結果で終了しました。統一会派構想も実現されることはなくなりました。
現在の衆議院の選挙制度は、小選挙区比例代表並立制となっています。
したがって、選挙区においては大政党に有利となります。小政党である自由党には不利です。
また、自由党は小沢党首のワンマン政党という見方ができます。
党の行く末を考えて、小沢党首は今のうちに民主党に合流しようと思ったのでしょう。
私も自民党に対抗するため、両党が一致団結しての合流には大賛成です。
しかし、現実には合流を強行すると、民主党内で合流賛成派と反対派が分裂する可能性があります。
現在、民主党は有事関連法案で党内の意見を一本化したりと、党としてまとまっています。
この時に合流問題で、党が混乱してしまうのは好ましいとは言えません。
今回の合流見送りという結論は、民主党執行部としては妥当な判断でしょう。
合流は見送られましたが政権交代のため、自由党とは選挙協力等の連携を続けるべきだと思います。



5月16日 カルト宗教団体について
白装束集団ことパナウェーブ研究所が世の中を賑わせております。
日本は昔からあのようなカルト集団に対して、甘いような気がしてなりません。
私も高校時代に得体の知れない宗教団体から執拗な勧誘を受けたことがあります。
あとでその宗教団体について調べてみると、かなり危ない団体であることがわかりました。
オウム真理教事件以降、宗教団体に対する行政の目は厳しくなりました。
それでも行政はカルトに対して、さらに厳しい姿勢で取り組む必要があると思います。
宗教は人の心まで支配してしまう場合がありますから、とても恐ろしいです。
特にパナウェーブはオウムの初期の頃に似ていると言われているので、大いに危険です。
磁石の反発する極同士を近づけると発生するという、スカラー波も全く意味がわかりません。
それならば私が大学で所属する電気機器研究室は、スカラー波を大量に放出していますよ。
電磁波を白い布で防ぐという発想も意味不明です。電磁気学でもそのような理論はありません。
パナウェーブ研究所の問題が早く解決して、テレビで放送されなくなって欲しいですよ。本当に・・・。



5月1日 選挙と公明党・創価学会について
統一地方選挙で、私が在住する横須賀市でも市議会議員選挙が行われました。
候補者名連呼の選挙カーが現れ、高校のOB会を介して選挙運動のハガキが来たりしました。
「地上の星」を流していた選挙カーには驚いた・・・。市議選は一番、騒々しい選挙なのです。
私は美術館建設反対派なので、それを唱えていた候補に投票しました。彼は当選したのでよかったです。
しかし、公明党が今回の統一地方選挙で一人も落選者を出さなかったのには驚きです。
組織票をがっちり固め、計算を行った上で候補者を立てたのでしょう。
おまけに投票率が下がると、組織票が得票源の政党は相対的に有利になりますからね。
私が大学で参加している「日本の政治ゼミナール」のゼミ生が、面白い研究テーマを提案していました。
それは今回の世田谷区議会議員選挙において、公明党の得票数を固定として
投票率が上がったら選挙結果がどのように変化するか、シミュレーションを行うというものです。
どのような結果が出るのか大いに楽しみです。ちなみに今回の投票率は40%だったそうです。
ついにイラクのフセイン政権が崩壊しました。意外に脆い印象を受けました。これからが大変ですね。



4月15日 統一地方選挙について
統一地方選挙がスタートし、都道府県知事選が一昨日、行われました。
私にとっては初めての選挙で、念願の有権者デビューとなりました。初めて投票できた喜びよりも、
久しぶりに投票所になった小学校の体育館に入れた感動の方が大きかったです。
神奈川県知事選は田嶋陽子が当選できなくて一安心です。政策がほとんどない候補が
知名度のみで当選したとあっては、神奈川県民のレベルの低さを証明してしまいますからね。
当選した松沢成文氏には、是非とも神奈川県のために頑張って頂きたいです。
また、東京都知事には石原慎太郎氏が圧倒的大差で再選されました。
石原氏の政策は半分以上は正しいと思いますが、余計なことを考えなしに発言するのが危険です。
首相就任を望む声が一部にはあるようですが、都知事ならともかく、首相就任には賛成できません。
2週間後には横須賀市議会議員選が行われます。それには政党に関わらず自分が住んでいる町のことを
考えてくれる候補者に投票しようと思っています。告示後は選挙運動がうるさくなるなあ。
あと、イラク戦争が収束に向かいつつあります。やはりアメリカの軍事力は強大です。



4月1日 アメリカのイラク攻撃について
ついにアメリカのイラク攻撃が始まりました。アメリカが強大な軍事力を背景に
イラクを圧倒すると思われましたが、地上戦では苦戦を強いられているようです。
この攻撃は国際世論の理解を得ていないという点では賛成できるものではありません。
そして、アメリカがイラクの石油の利権を狙っているという背景もあるようです。
だからアメリカは長距離ミサイルを持つ、より危険な北朝鮮以上に、イラクに熱心なのだと思います。
また、世界各地で反戦デモも起きています。もちろん戦争をしないのに越したことはありませんが、
私は自衛のためのやむを得ない戦争は存在すると思います。したがって、戦争そのものは否定しません。
国益を考えれば、日本政府がアメリカ支持を最終的に表明したのも当然でしょう。
悲しいことにアメリカなしには国防が成り立たないのが日本の現実ですから・・・。
地上戦では苦戦しているにせよ、空からのアメリカの攻撃は凄まじいものがあります。
あの技術力の高さには、ただ驚くばかりです。兵器は技術の最前線ですからね。
どの国もアメリカから逃れることはできそうにありません。この攻撃が早く終わることを祈るばかりです。



3月15日 旧ユーゴスラビアについて
先日、旧ユーゴスラビアであるセルビア共和国の首相、ジンジッチ氏が暗殺されました。
セルビアは隣国のモンテネグロと共にユーゴスラビア連邦を形成していましたが、
国家連合のセルビア・モンテネグロになりました。したがって、各共和国の権限が強化されたのです。
当初のユーゴスラビアにはスロベニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、マケドニアも加わっており、
これを治めていたのが民族としては混血になるチトー大統領(元帥)でした。
世界で最もチェスがさかんな国で、エスペラント人口が最も多い国でもありました。
民族や宗教が異なっていても人々が交流できる政治が考えられていたと言えます。
チトー大統領死後はセルビアによる支配を嫌った各国が独立を試み、内紛が起こりました。
また、各国の内部でも民族対立が顕著になりました。セルビアのコソボ自治州がその例です。
旧ユーゴスラビアを形成していた各国は複雑な民族対立問題を抱えているのです。
ジンジッチ氏は西ヨーロッパ諸国との連携を強めるという穏健な考えを持っていたので、
民族主義者とは相容れないところがあったのでしょう。逮捕者には前政権の関係者も含まれています。



3月2日 北朝鮮の瀬戸際外交について
盧武鉉氏が韓国大統領に就任した同時に、北朝鮮はミサイルを発射してきました。
北朝鮮は国際社会、とりわけアメリカの気を引くためにミサイル発射に踏み切ったのでしょう。
アメリカは現在、北朝鮮をあまり相手にしていません。北朝鮮としては脅しの瀬戸際外交で、
食糧支援、エネルギー支援、最終的には不可侵条約を引き出そうとしていることは明らかです。
このミサイル発射に慌ててしまっては、北朝鮮の思惑にはまってしまうことになりますから、
日本は有事法制の更なる整備を進めていけばよいと思います。憲法改正の議論も必要です。
北朝鮮は飛距離の長いミサイルを保有している点で、イラク以上に危険です。
生物・化学兵器も保有しているでしょうし、核兵器も完全な開発はできなくてもプルトニウムはありますから、
放射性物質により被害を与える「汚い爆弾」は間違いなく製造が可能です。ミサイル搭載もできます。
このような危険な国が隣にあるのですから今日、日本の国防政策は極めて重要な意味を持っています。
強力な有事法制は絶対に必要です。憲法9条を唱えていれば、安全というわけではないのです。
北朝鮮の瀬戸際外交に対して日本は毅然とした態度で臨み、国防を充実させなければなりません。



一つ戻る      最初の頁に戻る


inserted by FC2 system