2月15日 アメリカ大統領選挙について
閏年はオリンピックとアメリカ大統領選挙がある年です。選挙戦も既に始まっています。
アメリカは「共和党」と「民主党」の二大政党制です。少し前は「改革党」があったのですが・・・。
現職のブッシュ大統領は「共和党」で、次の選挙で再選を目指すことになります。
アメリカ大統領は2期までできるので。対する「民主党」も候補を立てることになります。
そこで、複数の候補が党の指名を得るために、各州で活動しているのです。
最初はディーン前バーモント州知事が最有力と見られていましたが、失速気味です。
現在はケリー上院議員が圧倒的な支持を得ています。
この勢いが続けば、ブッシュ大統領の再選を阻止するかもしれません。
アメリカは州単位で選挙を行う伝統があります。大統領本選挙でも州で選挙人を選び、
ワシントンに集まって大統領を決める独特の制度です。直接、決めることはしません。
これは、昔のアメリカは交通機関が発達しておらず、直接選挙ができなかっためです。
ブッシュ大統領には軍歴詐称疑惑があります。これもケリー氏の追い風となるでしょうか。



2月1日 古賀潤一郎の学歴詐称について
昨年の衆院選で民主党躍進の象徴ともなった、古賀潤一郎の学歴詐称が明らかになりました。
そして、民主党除籍の処分を受けました。辞職はせず、議員活動は続けるそうですが、
世論は辞職を求める方向となっています。ここは辞職をするべきだと思います。
選挙時に有権者をだましているということは、当選の有効性が疑われます。
補選となって、昨年の選挙で落選した山崎拓が喜ぶのも嫌ですが・・・。
民主党は最初、古賀潤一郎のアメリカでの調査の様子を見ていましたが、
調査結果は二転三転、極めて見苦しいものになりました。
大学生の私から見ると、自分が通っていた大学がわかっていない、
単位をどれくらい取得したか、卒業できたかを把握していないというのは信じられません。
古賀潤一郎が旧自由党系であるため、民主党執行部は処分しづらかったのは事実です。
それでも、政権獲得を目指す政党である以上、しっかりとケジメをつけなければなりません。
学歴イコール議員の資質ではないのです。学歴詐称で除籍とは、あまりにもみっともないです。



1月15日 民主党の第二自衛隊構想について
民主党は自衛隊派遣における憲法の問題をクリアするために、第二自衛隊創設を提案しました。
これを海外派遣専門の部隊とすれば、従来の自衛隊は防衛に徹することができます。
当初から海外行きを想定している部隊ならば、後から法律に触れることもありません。
極めて合理的な考え方です。おそらく小沢一郎氏の構想であると思われます。
しかし、自衛隊を二つ設けることになれば、維持費がかかり効率も悪<なります。
諸外国では、軍隊の中に海外派遣専門の部隊を置いているところがありますから、
日本もそれに倣うのが良いように思えます。これならば無駄も生じません。
憲法改正が事実上できない日本では、その場しのぎの対応になりがちです。
やはり改正しやすい憲法として、明確な政策が打ち出せるようにしなければなりません。
結局、第二自衛隊は憲法に触れない無難な構想なのです。長期的な視点では憲法改正を行い、
自衛隊の海外派遣が可能であることを明確にした方が、道のりは険しいですが筋は通ります。
まずは憲法の改正条項から改正して、硬性憲法から脱する必要がありそうです。



1月1日 自衛隊派遣による国際貢献について
憲法は日本の最高法規です。しかし、真の最高法規は国際貢献であると言った人がいます。
これは見事に的を得ていると、私は思います。世界の国がまとまって物事に取り組む時、
国内の憲法・法律がどうであろうと、人を出さなければ他の国は評価しません。
湾岸戦争の時、日本は大金を出したにも関わらず、低評価だったのは記憶に新しいです。
現代の国際社会はそうなっているのです。当然と言えば当然でしょう。
だから憲法9条を拡大解釈してでも、自衛隊派遣に踏み切らなければならないのです。
本来ならば憲法改正を行った後の方がよいのですが・・・。事実上、改憲は不可能ですからね。
これより、国際貢献が真の最高法規であることがよくわかるでしょう。
国際貢献と言っても、戦争だけが仕事ではありません。先日、イランで大地震が起きました。
災害救助も立派な国際貢献です。イランへの自衛隊派遣も既に決定しています。
特に日本は地震の対策に関しては、世界でも長じていると思います。
イラクよりもイランへ自衛隊を派遣するべきと思っている人は、私だけではないでしょう。



12月15日 イラクへの自衛隊派遣について
日本はイラクに自衛隊を派遣するべきか?これは難しい問題です。
アメリカの同盟国として、資金だけでなく人も出す必要があるという考えがあります。
国際社会において、アメリカとの関係を強固にすることは重要です。これは疑いようがありません。
ただ、今回の戦争のきっかけとなった大量破壊兵器が見つかっておらず、
開戦の正当性には疑問が残ります。何でもアメリカ追従が、ベストの選択とも思えません。
私は国連中心の復興支援、PKOならば積極的に自衛隊を出すべきだと思っています。
そうでないのならば慎重な姿勢をとるべきです。私も自衛官の息子ですからね。
先日、日本の外交官がテロの犠牲になりました。外務省の職員がイラクで活動する場合、
身辺警護に必要な最低限の自衛隊員は、派遣した方がよいように思えます。
自衛隊は自国の国民を守るために存在するのですから、有効に使わなければなりません。
あと、ついにフセインが拘束されました。これをきっかけにテロが減ることを祈るばかりです。
イラク人の手による統治の早期再開が、イラクの治安回復には不可欠でしょう。



12月3日 社民党の存在意義について
衆議院議員選挙での惨敗の責任を取って、社民党の土井たか子が党首を辞任しました。
後任は福島瑞穂で、この流れは自然なものでしょう。ただ、選挙後の党内の意見は
まとまっていないようにも思えます。空席の幹事長ポストがそれを示しています。
民主党との合流も視野に入れている議員と、従来の強固なまでの護憲を唱える議員の
意見の相違は、あまりにも大きい気がします。これかの党運営がどうなるか注目です。
保守新党も自民党への合流を決め、2大政党化は着実に進んでいます。
ほとんど護憲を唱えるだけの社民党の存在意義は、薄いものになっているのです。
私は民主党への合流を考えるべきだと思います。労働組合の組織票が一本化されるメリットは、
大きいはずです。社民党の地方組織は、合流に猛反対するでしょうが・・・。
来年の参議院議員選挙も苦戦が予想されるので、合流に傾くのは時間の問題でしょう。
田中真紀子の民主党・無所属クラブ会派入りも驚きました。与党追及の強力な武器になる反面、
党内融和の障害となる可能性もあるので、「使い方」には注意が必要です。



11月16日 衆議院議員選挙の結果について
衆議院議員選挙が終わりました。私は選挙速報を全議席確定まで見ました。
私は民主党が200議席に迫る勢いを見せると思っていたのですが・・・。
投票率も思った以上に低くて驚きました。これでは厳しいです。
固定票(創価学会)のある公明党が議席を伸ばすのもうなずけます。
保守新党も予想通りの惨敗です。熊谷弘代表も落選してくれましたし。
共産党と社民党が議席を減らすとは思っていましたが、ここまで減るとは。
これらの護憲政党は、世論を十分に反映させることができなかったのでしょう。
山崎拓や村岡兼造といった自民党幹部クラスの議員が、落選したのにも驚きました。
今回の選挙で衆議院における2大政党化が進みました。参議院も次の選挙でそうなるでしょう。
これで民主党は政権獲得に近づいただけでなく、政権を担い得る政党としての責任が
増したことになります。マニフェスト実現のため、頑張って欲しいものです。
政権交代の無い政治では、国が駄目になってしまうと私は思っています。



11月2日 小選挙区制度と衆議院議員選挙について
衆議院議員選挙が公示されました。私が住んでいる神奈川11区(横須賀・三浦市)は
小泉純一郎が立候補していますから、完全な無風区です。
民主党の澤木優輔氏はどこまで迫れるか。今回は連合の推薦も得ましたから、
前回以上の票を集めて欲しいです。実は澤木氏は私の知り合いなのです。
元自衛官の経歴が邪魔をして、前回は労働組合の支援が得られなかったのです。
小選挙区は二大政党制による政権交代が起こりやすいのが利点ですが、
死票が多いのと、神奈川11区のようにワンマン選挙区が生じてしまうのが欠点です。
選挙制度は一長一短ですから、仕方がないことではあるのですが・・・。
注目選挙区は何と言っても田中真紀子が立候補している新潟5区でしょう。
個人的には公明党・創価学会批判の急先鋒、白川勝彦氏に頑張って欲しいです。
あとは菅直人VS鳩山邦夫も面白い。都市部で民主党が前回と同様、旋風を起こせるか。
山崎拓を始めとした当落線上にいる大物政治家がどうなるのかも見ものですよ。



10月19日 衆議院解散とマニフェストについて
更新予定日から大きく遅れてしまい、申し訳ありません。すっかり忘れていました。
連載を始めてから2年半の間、一度たりとも更新を忘れたことがなかったのに・・・。
卒業研究に忙殺されていたもので。次回から注意します。それでは本題に入ります。
ついに衆議院が解散しました。今回の総選挙はマニフェストが焦点となっています。
例えば民主党に注目すると、高速道路無料化等、大胆な政策が掲げられています。
政権を担当したことがない野党は、当然ながら政策は誇大化します。
それに対して与党は現実的です。与野党のマニフェストを比較すると、
どちらも改革を訴えている点は同じですが、野党の方が魅力的と言えます。
選挙で政策が論じられるのは、好ましいことです。レベルが欧米に近づいてきた感があります。
総選挙は自民党と民主党の政権を賭けた闘いとなります。やっと政党政治らしくなりました。
情勢は自民党有利に見えますが、民主党が200議席を超える可能性もあります。
みなさん、選挙に行きましょう!行かないと組織票の重みが大きくなってしまいますからね。



10月1日 安倍幹事長と小泉改造内閣について
総裁選を制した小泉総理は、党幹事長に国民人気の高い安倍氏を起用しました。
これには私も驚きです。官房長官か外相と思っていたので。見事な選挙対策人事です。
民由合流もかすんでしまいますよ。ただ、党運営の能力は未知数です。
結局、森前総理の言いなりになってしまうのではないかという見方もあります。
山崎氏の副総裁棚上げも見事ですね。小泉改造内閣は6人が留任です。
川口外相と竹中経済財政兼金融相、民間出身の閣僚は替えず、小泉総理は意地を通しました。
石原国土交通相も面白いです。親は都知事で首都機能移転反対ですからね。
中川氏も経済産業相で入閣です。この2人の入閣は石原新党封じとも言われています。
外務副大臣として活躍した茂木氏も沖縄・北方相で入閣。自衛隊通の石破防衛長長官も留任。
人選はなかなかだと思います。人気だけで終わらず、実力を発揮できるか・・・。
今回の改造内閣は「モー娘内閣」と呼んだ人がいます。理由は少しずつメンバーを替えるから。
小泉総理をつんくに例えて、人気取りの上手なプロデューサとはうまいことを言うものです。



9月15日 民間人の閣僚起用について
自民党総裁選は小泉総理が優勢です。小泉内閣が続けば、内閣改造が行われるでしょう。
現在の閣僚は民間人を多く起用しています。外相、文科相、経済財政兼金融相がそうです。
自民党の青木参院幹事長は、これらの民間出身閣僚の交代を求めています。
議院内閣制である以上は、国会議員から選ぶべきというのがその理由です。
確かにそれは一理あります。しかし、一方的に民間人起用を否定するのは筋違いです。
自民党はこれまで頻繁に内閣改造を行うことで、多くの議員に閣僚を経験させ、
選挙を有利に進めようとしてきた感があります。副大臣・政務官も然りです。
やはり国会議員、民間人に関わらず、有能な人材を適材適所に配置するのが一番です。
まあ、それが難しいのですが・・・。そして、閣僚は総理大臣が任命すべきです。
憲法を読めば当然のことですが、それが今まで当然ではありませんでした。
事実上、派閥が決めていたのですから。だから閣僚に総理のカラーが出なかったのです。
小泉内閣は、この点に関してはよかったと思います。次の改造でどうなるか。安倍氏は外相かな?



9月2日 自民党総裁選と次期総理について
テレビや新聞の政治面では、自民党総裁選について大きく取り上げられています。
橋本派からは藤井氏が出馬するようですが、青木氏をはじめとする参議院議員は小泉支持です。
他には亀井氏や高村氏の出馬が考えられますが、現時点では小泉総理が大幅に有利でしょう。
現在の自民党には次期総理と呼ばれる代議士が皆無だからです。
これは紛れもない事実で、世論調査からもはっきり読み取ることができます。
国民が次期総理として期待している代議士のトップは、安倍晋三官房副長官です。
北朝鮮問題を担当し、はっきりと物事を言うことに好感が持たれているのでしょう。
個人的には内閣改造で外務大臣を担当したら、よいのではないかと思っていたりします。
ちなみに安倍晋太郎氏の息子で、岸信介首相は母方の祖父にあたります。
他の代議士は、ほとんどどんぐりの背比べという結果でした。安倍氏がダントツです。
私は総裁選への出馬をやめはしましたが、堀内氏は好きです。民間出身で政策通だからです。
さて、総裁選では小泉総理に他の候補がどこまで迫れるか。そして、ポスト小泉は誰なのか。



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