8月17日 総選挙と自民党執行部の刺客作戦について
やはり衆議院は解散されました。最近のニュースは総選挙に関連するもので賑わっています。
その中でも注目されているのは、自民党執行部が郵政民営化法案を反対した候補に
著名人を対抗馬としてぶつける刺客作戦でしょうか。ワイドショーが好きそうなネタです。
イギリスなどでは党議に反した候補に対抗馬をぶつけるのは普通のようですが、
それが刺客作戦とまで称されて、あまりにも注目され過ぎています。これは異常な状態です。
総選挙は与党vs野党なのに、小泉総理vs造反組の戦いへ、すり替えられているのですから。
郵政民営化を強調することで、小泉総理は抵抗勢力と戦う改革者のイメージを確立できます。
そして、政権奪取を本気で目指している民主党を、蚊帳の外に置こうとしているのでしょう。
このような刺客作戦に惑わされてはいけません。完全に有権者を馬鹿にした行為ですよ。
郵政民営化だけでなく政策全体を見極めて、有権者は投票で意見を示す必要があります。
総選挙で有権者が馬鹿ではないことを、まやかしの政治を続ける小泉総理に突きつけましょう。
本日、造反組が国民新党を結成しました。彼らがどれだけの支持を集めるのか注目です。



8月2日 日本政界の動向と靖国神社参拝について
自民党の永岡洋治衆議院議員の自殺は衝撃でした。自殺者が出るとは異常な事態ですよ。
郵政民営化法案との関連性は不明確ですが、賛成票を投じた永岡議員に対して
地元からは相当の圧力があったと思います。所属が亀井派だったこともあったのでしょう。
法案が否決されて衆議院解散になれば、亀井派を中心に新党を結成する噂もあります。
私は選挙は好きなのですが、解散となると政治が進まないので、今回は避けて欲しいです。
選挙になれば民主党が大勝して単独で政権を獲得するとの予想もありますが・・・。
日本では選挙のために政治をしていますから。永岡議員の御冥福をお祈り致します。
小泉総理の靖国神社参拝も焦点となっています。果たして8月15日に参拝するのでしょうか。
私は参拝するべきと考えています。日本では死んだ人間は神仏になると考えています。
死んでも罪人と考える韓国と中国には、こうした日本独自の思想は理解し難いのでしょう。
隣国でも文化は全く違うのです。もちろん不満を外に向ける政治的な意味もあると思いますが。
国際会議で秋に南京へ行く研究室の同期が、小泉総理が参拝したら大変だと言っていたなあ。



7月16日 郵政民営化法案と衆議院解散について
先日、衆議院を郵政民営化法案が通過しました。自民党内に反対議員が発生しましたが。
郵政民営化は小泉総理の念願ですから、在任中に法案を通過させたい考えが
わからないわけではありません。しかし、先に話し合うべき事項が多くあるはずです。
多くの国民が望んでいる議題は郵政民営化ではなく、景気対策と年金問題でしょう。
国会期間は限られていますから、優先順位を考えて議論して頂きたいです。
次の議論の場、参議院の方が野党の割合は高いので、法案通過は厳しい情勢と言えます。
小泉総理は衆議院解散も辞さない構えを見せていますが、どのような結果になるか・・・。
噂されている9月11日投票は、私がオーストリアに出張しているので避けて欲しいです。
思えば小泉総理の地元で私が住んでいる神奈川11区は、民主党の空白区となっています。
前総支部代表で私の知人でもある沢木優輔氏が、神奈川県議に転出したためです。
そして、岡田代表は参議院議員の斎藤勁氏に、神奈川11区での出馬を打診しました。
CDも発売している歌う政治家、斎藤勁氏と小泉総理の対決は、個人的には興味があります。



7月3日 横須賀市長選挙の結果と低投票率について
横須賀市長選挙の結果は、現職後継で官僚出身の蒲谷亮一氏が当選しました。
私が支持した市議出身の木村正孝氏は次点で落選しました。本当に残念な結果です。
自身は街頭演説を行わず、勝手連として木村氏を応援する県議や市議が動く選挙運動が、
市民に浸透し切れなかった印象を受けます。やはり本人の演説の影響は大きいと思います。
あとは横須賀出身の某県議が第3の候補を擁立し、共産党も推薦候補を立てたため、
反対票が分散したのも痛かったです。一騎打ちであれば、別な結果になっていたでしょう。
これで美術館建設は続行されます。無駄な「箱モノ行政」が続かないことを願うばかりです。
横須賀市の人口43万人に対して蒲谷氏の得票は約6万票、それを意識して頂きたいです。
ちなみに投票率は約40%でした。前回が30%強だったことを考えれば、増えてはいます。
しかし、半分以上の有権者が投票を放棄していることは大問題です。投票率さえ上がれば・・・。
地方選の投票率は特に低くなります。「3割自治」は有名ですが、投票率までが3割とは。
現在、議席が確定した東京都議選の投票率も43.99%ですよ。参政権を放棄するな!



6月18日 横須賀市長選挙と「箱モノ行政」について
6月26日は横須賀市長選挙の投票日です。官僚出身の沢田市長は引退を表明。
新人4人が立候補する構図となっています。例年、現職と共産推薦候補の一騎打ちという
事実上の信任投票でしたが、今回は市民の意見が反映される本当の選挙と言えます。
横須賀市は官僚出身の市長が長らく続いています。米軍基地が存在するため、
国とのパイプが必要であることは確かですが、やはり官僚ではない市長の誕生を望みます。
近年の横須賀市政は電子入札の導入といった、改革も成し遂げてはいますが、
市長が変わるたびに建物を作り続ける「箱モノ行政」の体質は抜け切れていません。
市民が望んでもいないのに美術館建設を決定し、税金の無駄遣いを続けようとしています。
私は市議出身である木村正孝氏を応援しています。美術館建設にも反対されており、
若手市議からも慕われている木村正孝氏であれば、より良い市政が実現されるはずです。
思えば新交通システムの建設を唱えている、横須賀出身の某県議は立候補しないのだろうか。
極めて個人的な意見ですが、横須賀市にはサッカー場の整備が必要だと思っています。



6月2日 公立校の学区撤廃と教育レベルについて
私が住んでいる神奈川県で、2004年度から公立高校の学区が撤廃されていたことを、
最近、同郷の政治ゼミナールの後輩より聞きました。高校を卒業して5年経っているからなあ。
私の出身高校は旧学区では落ち目の準トップ校でしたが、学区がなくなったたため
隣の市からも優秀な生徒が入学するようになり、レベルが上がったとのことでした。
逆にトップ校は地理的な理由で人気が下がっていると。何となく少し嬉しくなりましたよ。
一般的に学区は広い方が優秀な生徒が集まりやすくなるため、地域全体の教育レベルは
上がる傾向にあります。奈良県は昔から学区は全県一区で、レベルは高いと言われています。
また、革新系の首長時代の京都では、学区を細かく区切ったために、レベルが下がったという
話を聞いたことがあります。より多くの人と付き合うためにも、学区は大きい方が良いのでしょう。
公立高校だけでなく、小中学校でも複数の学校より選択できる制度が広がっています。
競争の原理が取り入れられ、工夫をして生徒を呼び込まないと、学校が成り立たない・・・。
ここ数年で日本の教育も大きく変わってしまったものです。果たして学力はどうでしょうか。



5月15日 電車脱線事故とJR西日本の事情について
まずは私の近況。先週、某電機メーカーより内定を頂き、勤務地も名古屋に確定しました。
来年度より社会人です。残りの学生生活、しっかり社会を観察して記事の執筆に臨みます。
今回も引き続き電車脱線事故についてです。最近の報道は公平でない印象を受けています。
JR西日本の責任が重大であることは確かですが、粗探しに近いものを感じているのです。
宴会等の問題も本質ではないですし、事故車両に同乗していた運転手も何もできないでしょう。
プロではない彼らに、救助を求めるのは筋違いですよ。それが世論になっていますが・・・。
仮に彼らが救助を行う意思を見せれば、それが全く役に立たなかったとしても美徳となる、
極めて日本人的な思想が根底にあるように思われます。これも無意味な議論に感じられます。
電車脱線事故に乗じて、JR西日本を袋叩きにしていますな。JR西日本は苦しい会社です。
ドル箱として首都圏を持つJR東日本、東海道新幹線を持つJR東海と比較すると、
私鉄王国・関西圏が基盤の上に設備も必要、運賃も上げられないとなると無理が生じます。
多数の犠牲者を生んだ電車脱線事故、このような事情も背景の一部であるように思われます。



5月1日 JR宝塚線での電車脱線事故について
JR宝塚線での電車脱線事故は衝撃でした。犠牲者の御冥福を心より御祈り申し上げます。
日本で死者が3ケタに上るような鉄道事故は、まず起きないと思っていましたから・・・。
今回の事故は完全に人災でしょう。処分歴の多い運転手を配置転換せずに使い続けている、
加えて余裕の少ないダイヤで列車の過密運転を行っている、JR西日本の責任は重大です。
記者会見等の事故後の対応も、発言が二転三転して明確ではない印象を受けます。
関西地区はJRと私鉄各社の競争が激しい場所です。ギリギリのダイヤを組まなければ
競争に打ち勝てないという背景は理解できますが、安全面をおろそかにしてはいけません。
結局はJR西日本の体質が事故の根源でしょう。信頼回復に全力で努めて欲しいです。
私の地元を走る京浜急行電鉄は、余裕を持ったダイヤを組んでいると聞いたことがあります。
ホームの停止予定位置に止まれない場合は、乗客の安全を考えて非常ブレーキを使わず、
オーバーランするように指導されています。JR東日本では他社の列車と並走した時に、
張り合ってスピードを上げないように指導されています。やはり交通機関は安全が第一です。



4月17日 中国・韓国の反日デモについて
現在、中国では反日デモが盛んに行われています。日本の国連安保理・常任理事国入りの
話題が引き金になったと思われますが、それにしても異様な規模と言わざるを得ません。
中国政府は日本に対する圧力と、人民のガス抜きの手段として利用しているのでしょうが、
これは反体制デモと表裏一体となっているように見えます。長く続けば、自国が危ないですよ。
今回の騒動で、中国が未熟な政府であることが世界に知れ渡りました。警備が不完全過ぎます。
日本といえども、外国の大使館・領事館が攻撃されているのに、政府が守ろうとしないのは、
近代国家のすることではありません。世界からの信用が失墜していることを考えれば、
プラス面よりもマイナス面の方が、はるかに大きいはずです。北京五輪はどうなることか。
このような行為がまかり通る国は、いずれ滅びます。確実に自滅への道を歩んでいるのです。
ちなみに私が所属する大学の研究室でも、南京開催の国際会議参加を取りやめました。
韓国も日本の常任理事国入りに反対しています。この国もガス抜きに利用しているのでしょう。
竹島に対しても過敏に反応しますから。設置されているレーダーは日本製なのになあ。



4月1日 就職活動中に感じたことについて
新年度が始まりました。私も大学院修士課程2年生で、就職活動が忙しくなってきました。
今回の未塾児通信は政治・社会ネタから少し離れて、就職活動中に感じたことを記します。
某電機メーカーの採用試験を受ける時、最初に自己PRを書くように指示がありました。
これは必死に内容を探して書いて、もう一度自分で読み直してみると、恥ずかしくなってきます。
自分はこんなに立派な人間ではないと思ってしまいます。自己PRは日本人の謙遜の文化と、
一致しない気がするのです。次元が違う、使い分けるものだと言われればそれまでですが、
私は自分のことを良いように書くという行為に、違和感を感じずにはいられません。
もちろん志望する会社に入りたい、だから自分をアピールしたいと言う気持ちもあります。
それと同時に、このような違和感も感じてしまうのです。頑張って、内定を勝ち取らねば・・・。
あとは最近、学生の就職活動のサポートに、力を入れている大学が増えてきています。
中には1年生から準備をさせるカリキュラムを取り入れているところがあるそうです。
これでは大学ではなく、就職予備校ですよ。大学の在り方も、変わってきているのでしょう。



3月17日 衆議院東京4区の補選と選出議員について
自民党の中西一善代議士の事件は少し驚きました。やはり酒は恐いなと思いましたよ。
それでも犯罪であることには変わりありませんから、議員辞職は当然の流れです。
補選がいつ行われるのか不透明なのが気になります。しばらく空白区となるかもしれません。
前回の衆院選で東京3区で敗れた、都知事の三男である石原氏が立候補するのでしょうか。
民主党は比例で復活当選した宇佐美氏が、党のルールにより議員辞職して出馬するでしょう。
有権者には理解されにくいルールだと思いますが、今後の選挙の候補者調整を考えると
致し方ない気もします。中西氏が選出された東京4区は非常に興味深い選挙区です。
最初に当選したのは新井将敬氏。次代のリーダーと期待されながらも、自殺をした議員です。
次が森田健作氏。公明党の候補を押しのけて、無所属で当選したのは記憶に残っています。
その後は県知事への転向を考えて議員を辞職。最近、千葉県知事選に立候補しました。
しかし、落選。今後の政治活動はどうするのでしょうか。補選には出馬するのでしょうか。
どうやら衆議院東京4区選出の議員は、数奇な運命をたどることになるようです。



3月2日 ライブドアと日本人の性質について
現在、ライブドアのニッポン放送株取得と、フジサンケイとの攻防が話題になっています。
私は経済・経営について興味がないので、最終的な結果には関心がありません。
ライブドアとフジサンケイ、どちらかを特に支持しているわけでもないですし。
しかし、その攻防は古くからの日本人の性質と、全く新しい考え方を持っている新興勢力の
対決のように捉えることができます。それについては大いに興味が持てるところです。
フジサンケイはグループで固まっていたい、外部に経営権を渡したくないと思っている。
そこにライブドアが何の根回しもせずに株の取得を進めて、経営権を獲得しようとしている。
ライブドアの行為は合法ですが、日本人的なフジサンケイから見れば異様に映るのでしょう。
この新しい考え方(欧米では標準と思われる)が、保守的な日本でどこまで通用するか・・・。
日本の歴史は革命児を好みません。私はライブドアが、いずれは行き詰まる気がします。
思えばライブドアはJリーグのスポンサーにならないのだろうか。野球には興味を示したのに。
個人的には創価学会がJリーグに進出して、ロベルト・バッジョを招聘して欲しいですよ。



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