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靖国神社について(8月15日)

今日は終戦記念日ですので、靖国神社について話したいと思います。
靖国神社は東京の九段下にあります。私は一度だけ靖国神社にいったことがあります。
神社の周りは右翼のポスターであふれ、参道では新興宗教団体が鼓笛隊を組んで行進していました。
非常に不思議な場所に感じたのを覚えています。私はお賽銭をあげて帰りました。
先日、小泉総理が靖国神社に公式参拝して、いろいろと問題になり(され?)ました。
問題点は主に靖国神社は戦前・戦中は国民を戦争に駆り立てたという歴史があること。
東条英機を始めとしたA級戦犯が合祀されていること。
そして、総理が神社を参拝することは政教分離に触れるという考えがあることです。
その中でA級戦犯の問題に注目したいと思います。実はA級戦犯で絞首刑になった人の中に軍人ではない人がいます。
太平洋戦争開戦時に外務大臣だった広田弘毅です。彼は外交官出身でした。
当時は軍の力がとても強く、外務大臣でもその力を抑えられなかったでしょうから、
彼には絞首刑になるほどの罪はないという考えがあります。
一方で開戦時の外務大臣だった以上は当然だという考えもありますが。非常に難しい問題ですね。
次回から未塾児連盟と統合になります。それに伴い「未塾児の声」に改称しました。


参議院選挙と選挙のあり方について(8月1日)

参議院選挙が終わりました。結果はご存知の通り、自民党の圧勝。その他の政党の議席数は民主党は微増。
公明党は変わらず、共産、社民、保守は減少。そのような中、自由党は6議席と健闘したと思います。
投票率が予想以上に低かったのも驚きました。小泉人気と政治への関心は別物だったのでしょうか。
今回の選挙は非拘束名簿方式で行われた初めての選挙です。そして3万票の得票の候補者が当選して、
30万票の得票の候補者が落選するという事態を引き起こしました。
また知名度だけでなく、強力な支援団体の応援を受けている候補が有利なこともわかりました。
民主党の比例での当選者のほとんどが、労働組合などの団体から支援を受けた候補です。
この制度は何かがおかしい気がします。有権者にわかりづらいのも問題です。
話は変わりますが、自由連合はご苦労様でした。あれだけタレント候補を擁立して、一人も当選しなかったのですから。
保守党はどうにか1議席を確保しましたね。でも党の存続の危機はまだまだ続きそうです。
この侍り社の家頁をご覧になられた江田五月・民主党参議院議員は選挙制度を考えるのは難しいことだと述べられました。
その通りだと思います。選挙制度はどれも一長一短で、最高の選挙制度は存在しないからです。
でも、できるだけ多くの人が納得する選挙制度にして欲しいですね。
ちなみに侍り社の家頁は伊藤英成、松沢成文・両民主党衆議院議員もご覧になられております。


非拘束名簿方式とタレント候補について(7月15日)

先日、参議院選挙が公示されました。今回が非拘束名簿方式が導入されて初めての参議院選となります。
非拘束名簿方式とは今までの比例代表と違って、候補者に順位がついておらず、
有権者に候補者名を書いてもらうことによって、名簿内の順位を決めるという方式です。
比例代表名簿は全国で各党一つずつで、衆議院のようにブロック分けされていないため、
事実上、かつての参議院選で行われていた全国区の選挙のようになります。
したがって、知名度のあるタレント候補には有利な制度となるのです。
だから各党はタレント候補の擁立に熱心なのです。特に自由連合。
おそらく自由連合の読みはタレント候補を大量に立てておけば、その候補にはそれぞれ固定ファンがいるので、
一人一人ではあまり票が取れなくても、タレント候補みんなの票を集めれば何人かは当選するというものだと思われます。
果たしてうまくいくのでしょうか。実は私はあまり自由連合は好きではないのです。
昔、各党にエスペラントについてどう思うかというメールを出したところ、
自由連合はもう終わった言語、これからは英語の時代と答えてきたからです。話がそれてしまいました。
あとは保守党は今回の選挙が党の存亡を賭けた選挙となります。どうなってしまうのでしょうか。
そして東京都議選のように自民党が大勝してしまうのでしょうか。投票日は7月29日です。


東京都議選と小泉人気について(7月1日)

東京都議選が終わりました。私は東京都民ではありませんが、東京の大学に通っていますし、
次の参議院選の結果を占う上でも重要な選挙ですので、選挙速報を最後まで見させて頂きました。
結果は自民党の圧勝です。公明党も強力な組織を背景に全員当選。共産党は議席が激減。
民主党は目標の議席倍増には至りませんでした。このような中で、生活者ネットは全員当選と健闘しました。
おそらく首相が小泉純一郎でなかったら、民主党はもっと議席を伸ばせたと思います。
次の参議院選で小泉人気はどう出るのでしょうか。
小泉人気は凄いことになっています。まかり間違えばファシズムになるくらいの勢いです。
やはり今までの政治が閉塞的だっただけに、国民は小泉首相に期待しているのでしょう。
中には支持者というよりもファンに近い人もいるとは思いますが。
メールマガジンも凄いですね。侍り社員でも読んでいる人がいるようです。(私は読んでいません。)
私はこのようなときこそ一党独裁にならないように、野党に頑張って欲しいと思っています。
小泉首相と政策で勝負をして、日本をよい方向へ導いていって下さい。
最後になりましたが行革パン屋の後藤雄一さん、東京都議選での当選おめでとうございます。
オンブズマンの経験を生かして、税金の無駄遣いをなくしていって下さい。


地方自治体首長選について(6月15日)

先日、私が住んでいる町で市長選が行われました。
自民・民主・公明が推薦する現職候補と、共産が推薦する新人候補の一騎打ちという構図で、
結果は現職候補が新人候補に対して、3倍以上の票を得るという現職候補の圧勝に終わりました。
ちなみに投票率は34%という低さでした。3分の1の有権者しか投票所に行っていない。
しかし自民党と民主党が同じ候補を推薦するのは不思議です。国会ではあんなに論戦を繰り広げているのに。
推薦ですから同じ候補を推薦することになってしまう場合もあるかもしれないけれど、
それでも自民党推薦候補と民主党推薦候補がぶつかった方が、
首長選も活性化するし、投票率も上がると思うんですけどね。
実は私は今回の市長選で、密かに共産党推薦の新人候補を応援していました。
というのも私が住んでいる町の隣町に産業廃棄物処理場を建設する計画があり、
その新人候補はその計画の見直しを公約に掲げていたからです。
産廃処理場建設問題はこの先どうなるのだろう。非常に気になります。
これから選挙が続きます。東京都議選に参議院選。選挙に行ける人はいいですよ。
私なんて紙一重でどれにも投票できないのですから。行ける人は是非行って下さい。


ハンセン病訴訟の控訴断念について(6月1日)

今までは政局に関する話ばかりでしたので、今回はちょっと政局から離れてみたいと思います。
先月、政府はハンセン病訴訟の控訴を断念しました。これに関して異論のある人はほとんどいないように思われます。
ハンセン病は薬で治り、感染力が低いにも関わらず、不当な隔離政策が続けられていたのですから。
私が初めてハンセン病という病気の存在を知るきっかけとなった出来事は、関が原の合戦に関する研究でした。
私は小学生のときから日本史が大好きでしたので、趣味でよく研究していました。
そのとき、関が原の合戦の西軍の将、大谷吉継がハンセン病だったということを知ったのです。
ハンセン病は見た目が変わってしまう病気なので、その患者は気味悪がられていたようです。
したがって大谷吉継も、他の大名からは気味悪がられていたと推測できます。
しかし、石田三成だけは大谷吉継が使った湯飲みで茶を飲んだりと、全く偏見の目を持たなかったため、
大谷吉継は関が原で西軍につくことを決意したということを聞いたことがあります。二人は昔からの友人でもありました。
ちなみに大谷吉継は、関が原の合戦で小早川秀秋の攻撃を受けて、自害に追い込まれています。
それにしても控訴断念が決定されるまで時間がかかったということは、控訴断念反対派がいたということになります。
自分達のメンツを気にする官僚達でしょうか。今回の訴訟は原告団から見てみると長い戦いだったと思います。
私も政治について調べる上で、政局だけでなく、社会全体を見なければならないと感じました。


金正男と田中外相について(5月15日)

最近はいろいろな事件がありました。今日は二つの事件について述べたいと思います。
朝鮮民主主義人民共和国・金正日朝鮮労働党総書記の長男、金正男と見られる人物が、
偽造パスポートを用いて、日本に密入国しようとした事件は、私の中でも特に印象深いものでした。
なぜ印象深いものかというと、私は高校時代、某新興宗教団体の信者から勧誘を受けたことがありました。
そして話をしているうちに、ついには政治的論争に発展してしまいました。
私はだいたい相手が言うことに対して反論しましたが、北朝鮮問題に関しては反論することができませんでした。
そのため、特に印象に残っているのです。その宗教団体が何なのかはご存知の方も見当がつく方もいらっしゃると思います。
今回の日本政府の対応は適切だったと思います。長期間拘束しても日本側に得はないようですし。
小泉内閣もいきなり重要な外交問題とぶつかりましたね。そして、その小泉内閣の外相が田中氏です。
官僚の人事に介入して、外務官僚との間の溝が広がっているようです。
私は官僚の人事への介入はともかく、外国政府要人との夕食会に出席しないというのはどうかと思います。
これでは中国受けは良いと言われていても、他の国からの受けはあまりよろしくありませんね。
外相は適任だと思ったんだけどなあ。目玉閣僚が小泉内閣の弱点になりかねない。
外交は国の存亡をも左右する非常に重要なものなので、しっかりやってもらいたいですね。


小泉内閣と自民党三役人事について(5月1日)

私の予想も当たりませんね。最初は堀内氏が首相になると思ったけど、堀内氏は総裁選に出馬せず。
かわりに橋本元首相が出馬したため、次は橋本氏が首相になると思ったけど、総裁選に敗北。
結局、小泉氏が首相になってしまいましたからね。おまけに外相が田中真紀子氏。
閣僚は民間採用が比較的多く、適材適所だと思います。柳沢金融担当相も留任ですし。
密かに派閥間のバランスも取れているんですよね。
田中外相はあの中国との国交回復を実現した田中角栄首相の娘ですから、外相は適任だと思います。
ただ、私は失言を起こしそうな気がしてなりません。それでも前首相よりはマシですか。
閣僚人事は今のところ強力に見えます。それに対して党三役は少し頼りない気がします。
総務会長の堀内氏はともかく、執行部への造反経験がある山崎氏が幹事長、小派閥所属の麻生氏が政調会長ですからね。
橋本派をはじめとした大派閥を抑えられるかどうか。
小泉内閣は今のところ国民に期待されていますが、この先どうなることやら。
細川内閣みたいに最初だけという場合もありましたからね。
自民党はもしかしたら小泉人気のおかげで参院選で負けずにすむかもしれませんね。
そうなると民主党をはじめとした野党もうかうかしていられませんね。


自由民主党の総裁選挙について(4月15日)

自由民主党の総裁選挙の立候補者が決まりました。
1か月前、私は堀内派か若手議員から首相が出るのではないかと述べましたが、
堀内派の堀内会長は結局出馬せず、比較的若手の麻生氏も橋本元首相が出馬したため、
橋本派の支持はあまり得られず、当選は難しいと思われます。
ちなみに堀内氏は富士急行電鉄の元社長であり、中央リニア新幹線建設推進派です。
鉄道ファンである私としては、堀内氏の動きが気になりました。
私個人の考えとしては、リニアを作る金があるなら財政再建に回すべきだと思いますが。
日本の鉄道交通網については述べたいことがたくさんあるので、またの機会にゆっくり述べたいと思います。
それにしても亀井政調会長の出馬は意外でした。小泉氏は派閥を離脱するし。
たぶん橋本元首相が当選するとは思いますが。思えば森首相は、最近全く相手にされていませんね。
ニュースでも政治の話となると自民党の総裁選のことばかりだし。
民主党をはじめとした野党の動きも、ほとんど取り上げられませんからね。
新総裁はよっぽどの大改革を成し遂げない限り、次の参院選の惨敗は避けられないでしょうね。
そうなると衆議院の解散か内閣の総辞職か、結局短命政権になるのかなあ。


最近の自由民主党について(4月1日)

前回は森喜朗首相の後継者について話しました。今回はその続きの話となります。
とは言ったものの前回に比べて状況があまり進展しておらず、
最近の自由民主党の体質を中心に話していきたいと思います。
自由民主党は駄目な政党だと思われている方はきっと少なくないはずです。
なのに選挙ではかろうじて過半数を保ち、政権の座に居座り続けています。
思えば昔の自民党は国会の議席の3分の2をおさえていましたから、かなり減ったのも事実ですが。
私もたまに国会中継を見るのですが、与野党の議員のやり取りが会話になっていないような気がしてなりません。
故竹下元首相は「国会は与党4割、野党6割」と言って、野党の話をよく聞くことの重要性を説いたそうですが、
最近の自民党は野党の話を聞いていないように思われます。
したがって野党もすぐに審議拒否に走るのです。野党に全く問題がないとも言い切れませんが。
結局のところ、万年与党・万年野党はよくないということです。
次の衆議院選挙で野党が政権を獲ることを期待しています。
万年与党・万年野党がなくなれば、日本の政治もきっとよくなると思います。
はたして次の首相は誰がなるのでしょうか。


森喜朗首相の後継者について(3月15日)

内閣不信任案が否決されたにも関わらず、首相を辞めさせられそうになっているどこかの国のお話です。
辞めさせられそうになっている理由はもう本当に有名なので、ここで特に述べる必要はないと思います。
したがってここで述べるのは、森首相の後継者は誰かということになります。
小泉純一郎氏は一番国民人気があるようですが郵政民営化が持論のため、
自民党内で支持を得るのは難しいと思われます。神奈川出身首相はいつ誕生するのでしょうか。
野中広務氏や橋本龍太郎氏は次の参議院選挙で自民党が負けることが明白なため、
自民党最大派閥・橋本派としては後継者にしたくないようです。
自民党内には橋本派、森派、江藤・亀井派、堀内派、加藤派、山崎派、旧河本派、河野グループといった派閥があり、
その中で一番人数が多い橋本派が誰を支持するかで、誰が首相になるかが大きく左右されます。
橋本派は自分の派閥から首相を出すと選挙で負けたときにダメージが大きいため、後継候補を出したくないらしいのです。
そうなると橋本派に一番近い堀内派から後継者が出る、
もしくは若手議員から後継者が出るということになる可能性があると思うのですが。
まあ結局、私のような素人が言うことですから当たらないと思いますが。
こういうときは意外な人物が首相になったりしますからね。


村上正邦の証人喚問について(3月1日)

村上正邦の証人喚問が終わった。疑惑は何も解明されなかった。
刑事訴追される恐れがあるから何もいえないと言っていた。
私は漢詩が好きで、昔は自分で漢詩を作ったりもしました。
村上正邦も趣味は漢詩を詠むことなので、私は自分と仲間だと思っていただけに裏切られた感があります。
村上正邦はKSDという中小企業を支援する会社に架空の自民党員を作らせて、その党費はKSDが支払うことにより、
あたかも自分が自民党員を集めたように見せかけたらしい。
参議院自民党の比例代表の名簿順位は、何人党員を集めたかによって決まるので、
これによって高順位を獲得してきたようです。
次の参議院選から比例代表は非拘束名簿方式になるため、もうこのようなことは起きないと思うのですが。
それにしてもあの証人喚問は一体何だったんだろう。
思えば前回の東京都知事選に立候補した柿沢弘治もKSDと何かあったらしい。
私はその都知事選のとき、柿沢弘治を応援していたのだけれども。
私はどうやら人を応援しない方が良いようだ。
大相撲で応援していた闘牙関も交通事故を起こして謹慎処分になったし。


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